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風は東北に向けて吹く
急なことなのですが、実は今週末の土日で、東北・仙台に行くことになりました。
私の部署の、まあいえば社内旅行。
でも、上の意向もあって、単なる社内旅行ではなく、東北震災被災地の復興について考えるプログラムが組み込まれた旅行となるようです。
ということで、まず被災地へと足を向けて、職員の話だけでなく実際の現場も見学して・・・ということもあるようです。

被災者という観点でいえば、私もかつて阪神淡路大震災の被災者の範疇に入りますので、その辺の事情はうっすら察することはできます。
ただ、地震といってもその被害は毎回違います。
津波は私も未体験ですので、その被害の大きさを目の当たりにすると、恐らくは声を失うほどのショックを受けるのではないでしょうか。
地震については、テレビや本などでこれまでたくさん報道されています。しかし、いくら見聞きをしていても、実際の現場の語る力の方が段違いなので、その真ん中に立った時に、どれほどの地震だったかをやっと実感できるのだろうと思います。
時間よ止まれ・・・
その旅行に向けて、まず準備したものは靴。
私はもう動きやすさを考えて、スニーカーで行くつもりです。
震災から5ヶ月が過ぎようとしていますが、現地の道路事情は悪いと思った方が良いんでしょう。
地面がうねったり波打ったり、亀裂が入っていたり、仮設住宅が満足に建っていないのに、なぜ道路まで手が回るでしょう?
神戸の時でも、半年経ってもまだ道路は手つかずで、繁華街の道ですら波打っていましたからね。
ですから、履き物については注意しないとダメなんです。
現地の方に失礼にもなりますし、何より素足にサンダルだと歩けない、或いは何らかの破片が散らばっている可能性があるから危険にもなるんです。
ただそれも、阪神淡路震災を知っているから考えつくことのようで、私の周囲には、私が言うまで「サンダルはダメなの?」と言うような認識の温度差がありました。
2日目は観光なども入っているので、その辺に目を奪われているみたいで・・・。
私の周囲の女性陣にはサンダル・ヒール避けるよう注意をしたのですが、恐らくは現地に行って初めて、私の言うことがどういうことか、感じるのだろうと思います。
こういうことは、やはり実際体験した者でないと分からないのだと思いましたね。
だからこそ、語り部は必要なのだろうとも。
縁側
一応勉強はしておくべきだと、吉村昭氏の三陸海岸大津波を買ってきました。
三陸海岸大津波 (文春文庫)三陸海岸大津波 (文春文庫)
(2004/03/12)
吉村 昭

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私自身、3月の震災当初はやや精神不安に陥り、やっと落ち着いたところ。下手をしたらまたしてもその二の舞になるやも知れないのですが、それでも風はどうも私を東北へと運びたいようです。
その時は無に思える体験も、後から考えたら何らか意味があることの方が多い。となると、私にしか出来ないことがあるのかも知れません。
それなら、行くべきなのでしょう。
第4陣に分けられた旅行グループの、先陣切って第1陣として行くことにしました。

ちなみにカメラは、邪魔にならないように小型を持っていくつもりをしていますが、倫理上、被災地の撮影はしません。
あくまでも、観光地や旅館など、レンズを向けても差し支えない場所を撮りたい。
私は報道写真は撮りません。震災実態の情報発信は新聞雑誌に任せ、あくまでも東北の元気や美しさ、ほっとするような良いシーンを残せたらと思います。

それにしても、この旅行のプログラムはさすがに被災地訪問を含めるとあって、二転三転していたらしく、やっと詳細決まって連絡をもらえたのが、なんと旅行8日前!!行くのか行かないのかすら分からなかった状態で、参加者としても随分やきもきしました。
なぜか北海道行きばかりが続き、東北はずっとまたいでいたため、飛行機でひとっ飛びな場所にも関わらず東北初訪問となります。
少しどきどきしますが、行って良かったと思える旅にしたいと思っています。
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